中東の要衝 2011 6 11

 シリアの混乱は、深刻なものになっています。
しかし、世界の主要国は、自国に多くの問題を抱えて忙しく、
国連は、いつものとおり眠ったままです。
 6月11日の時事通信社のニュースでは、
「シリア当局が、ヘリコプターで、
民主化要求のデモ隊に機銃掃射を加えていたことが分かった。
現場の兵士には、デモ隊への発砲を拒否する動きも出ており、
権力維持に執着するアサド政権の強権的体質が露骨になってきた」と伝えています。
 このような状態になっても、
世界の主要国は、沈黙のままで、
国連に至っては、その存在を忘れてしまうほどです。
「そういえば、国連は、まだ存在していたか」と。
 シリアは、地理的な位置が非常に重要です。
さらに、クルド人の問題もあります。
クルド人は、世界最大の「国家(祖国)を持たない民族」と言われています。
ここが「世界の火薬庫」となる可能性も否定できません。
 それにしても、国連は、独裁国家や強権国家に対しては、弱腰です。
それは、国連加盟国を全部調べれば、わかることです。
加盟国には、独裁国家や強権国家が、かなり多いことに気づくでしょう。
(日本は、アメリカと共に、国連を脱退して、民主主義連合を作った方がよいでしょう)
 それでも、日本では、国連平和主義を唱える人が多いのです。
これは、高校生レベルの世界観と言えるでしょう。





















































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